2021.12.13
建物の構造には大きく分けて木造とコンクリート(鉄筋コンクリート)造があります。家を建てる基本中の基本となるため、それぞれにどんな特徴があるのか理解しておくことが大切! そこでまずは、木造住宅、鉄筋コンクリートについて見ていきましょう。
出展:https://limia.jp/
木造住宅とは、柱や梁などの家を支える構造部分が木材でつくられている住宅のことです。木造住宅には、柱・梁を構造とする木造軸組(在来)工法や、壁を構造とする2×4工法(枠組壁工法)など多種多様な工法があります。
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鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固め、柱や梁、床、壁が鉄筋とコンクリートで構成された住宅を指します。多くは、RC(Reinforced Concrete)造と略されます。
木造住宅とコンクリート造住宅の特徴を理解した上で、それぞれにどんなメリットがあるか気になりますよね。比べて見ると違いをより深く理解することができますよ。
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●間取りの自由度
木造軸組工法が一般的な木造住宅の工法として最も多く、日本古来からあるので「在来工法」とも呼ばれます。縦方向の柱と横方向の梁を組んで建物を構成し、これに石膏ボードや外壁材などの面材を張ります。柱と梁で支えられているので、さまざまな間取りやデザインにも柔軟に対応することができます。
●木材の吸放湿性
木には、吸湿・放湿の働きがあります。室内の空気が乾燥してくると、木は蓄えていた水分を空気中に放出し、逆に湿気の多い時期には、空気中の水分を吸収。つまり、室内の湿度をコントロールする天然のエアコンのような働きがあるというわけです。
●木のぬくもり
自然素材の木は、空間全体に柔らかなぬくもりを与えます。また、木の自然な経年変化により暮らしながら変化を楽しめるのもポイント。
●鉄筋コンクリートよりも建築コストが低い
一般的に木造住宅は、コンクリート造住宅に比べてコストが低いと言われています。コストを抑えられた分、内装や外装にこだわることができるのもポイントです。
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●頑丈な躯体
コンクリート造住宅は圧縮される力に強いコンクリートと、引っ張られる力に強い鉄筋を組み合わせています。このように家自体が頑丈につくれられており、高い耐震性が担保されています。
●高い気密性
コンクリート躯体は隙間がなく気密性が非常に高いことが特徴です。気密性の高さは、冷暖房の効率に直結するため非常に高い省エネ効果が期待できます。
●デザイン性
曲線や円状のラインを施すことを得意とするコンクリート造は、意匠性の高いデザインを追求することができます。
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木造住宅は間取りの自由さや吸放湿性、自然素材ならではのぬくもりなどのメリットがあります。でもコンクリート造住宅の最大のメリットとされている家自体の強度に対し、木でできている家はもろく地震に弱いのでは、と心配な方も多いのではないでしょうか?
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